主訴に関係ない治療(遠導刺、巨刺)
例えば、右足がシビれる。という症状で治療にかかった場合、なぜか左足ばかり治療する。「治療してる先生は左右が分からないのではなかろうか?」なんて思ったり
もしくは右足の主訴に対して右手ばかり治療する。「日本語通じてる?痛いのは足なんだよ?」
なんて疑問をかかえながら治療を受ける人、少数とは言え疑問を持ちながら治療を受けた経験がある人はいるだろう。
これは何も施術者の頭が悪いのではなく、遠導刺(えんどうし)、巨刺(こし)という治療方法をとっているのである。
遠導刺(えんどうし)とは患部から遠く離れたところを治療する方法。例えば手足を治療されているときに鼻の通りが良くなった肩こりが足指の治療で治った。とか
。という経験を持ってる人は多いでしょう。
巨刺(こし)これは患部と対称の部位を治療する方法。右が悪ければ左を治療する。といった感じ。これもかなり治療効果の高い方法です。
人体には200以上の骨と、沢山の筋肉からできています。どこか一箇所が悪くなれば、そこをカバーするように、いろんなところへ痛みやゆがみを散らして行くようにできています。
右の足首が痛ければ、右足はつまさき立ちで歩き、さらに右足に体重がかからないように左足で体を支えるため、骨盤のゆがみや左足の筋肉が固く張ったり、それによって背中の筋肉がアンバランスに張ることから肩こりや頭痛が起きたり・・・こうした結果、足首は治ったものの、肩こりが残る。
そんな場合、肩だけの治療ではなく左足の緊張をほぐすことから始める。これも遠導刺の治療方法としてのひとつでしょう。